「お水を飲んでくれない愛猫を救いたい」Gelletta®(ジュレッタ)開発者の想いをご紹介

― ITエンジニアから転身した女性起業家が挑んだ、“命をつなぐゼリー”開発ストーリー

「みかん、お願いだから、ひと口でいいから水を飲んで――」

がらんとした深夜の部屋、猫用の器に残ったままの水を見つめながら、鈴木綾子さんは何度もそう願った。

水を飲めない。食事もしない。けれど、動物病院に通っても原因がわからない。

――このまま、うちの子が弱っていくのを、ただ見ているしかないの?

そんな絶望の淵で生まれたのが、「食べるお水」ジュレッタだ。


 


「予防する」という、新しいペットケアの考え方

鈴木さんはもともとIT企業のエンジニア。

愛犬・シーズーのヒメちゃんのペットロスをきっかけに「動物たちの健康を守りたい」と、ペット栄養や健康について研究に没頭していた。

ペット栄養管理士・愛玩動物飼養管理士・ペットフード販売士などの資格を取得し、ある答えにたどりつく。

「病気になってからでは遅い。動物にも“予防医学”が必要だ」

 

しかし、どんなに栄養と健康管理に気をつけていても…

愛猫のみかんが、突然食欲不振となり、水を飲まなくなった

脱水症状は、食欲不振や腎臓疾患へとつながり、命を脅かす。

日に日に痩せて、毛並みもバサバサになり、毎日の点滴通院にストレスで怯えるみかんの姿に、「根本的に“自発的に水をとる仕組み”が必要だ」と痛感した。

 


猫の水分摂取量は足りていない――統計が示す現実

猫の1日必要水分量は体重1kgあたり約50〜60ml

4kgの猫なら200ml以上必要だが、実際にはそれだけの飲水量が必要量に満たないケースが多い。(出典:National Research Council, 2006)

猫が1日に必要な水分量(フードから摂る水分含む)

体重(kg) 2 3 4 5 6 7 8 9  10
水分量(ml) 140 190 240 280 320 360 400 440 470

(出典:環境庁「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」)

 

「“水を飲ませて”と言われても、猫は水を好まない。だから“飲ませる”ではなく“食べてもらう”方法が必要なんです」

そうして完成されたのが、水分含有率95%のゼリー状おやつ

香料も着色料も使わず、食品グレードの国産素材のみで、犬猫が安心して食べられるよう仕上げた。(※ヤギミルクは高品質かつ行政の厳しい検査を通過したオランダ製を採用)

名前は「ジュレッタ(Gelletta)」。

 

水を「飲ませる」から、「喜んで食べてくれる」へ。

ペットケアの常識をひっくり返す発想だった。

 


「あの子が初めて食べてくれた日、涙がこぼれました」

 

完成した試作品を初めて口にしたのは、みかん自身だった。

「ぷるぷるとしたゼリーを、恐る恐るだけど食べてくれて。
久しぶりに水分を摂ったことで食欲が戻り、みるみる元気になっていったんです」

その姿に、「これを他の誰かの愛する“うちの子”にも届けたい」と決意した。

食品知識ゼロからの挑戦。


仕入先すら見つからず、サンプルも届かず、法律や成分の壁に何度もぶつかった。

それでも、アイデア着想から2年、試作から製品化までは半年かけてようやく製品化にこぎつけた。



「ジュレッタで排尿量が2倍に増えた」SNSで拡がった“おしっこグラフ”が語る事実

ある日、あるお客さまがSNSに猫の排尿量グラフを投稿した。

「ジュレッタを食べ始めてから、おしっこの量が明らかに増えた」と。

 


愛猫にジュレッタを与え始めた3月14日ごろから、スマートトイレによる排尿量データを記録していた。

📊グラフが示す変化:

  • 導入前:排尿量は少なく、一定を維持
  • 導入直後:ジュレッタを食べ始めた翌日から、排尿量が1,5倍〜2倍に増加
  • その後:安定して高い排尿量を維持

このことは、

  • 水分摂取がしっかりできている
  • 腎臓・膀胱の機能が円滑に働いている

という健康上の好変化である。

「体感」だけでなく、データもジュレッタの有効性を裏付けている。

 


なぜ排尿量がそんなに大切なのか?

猫に多い病気「尿石症」や「膀胱炎」は、尿量が少ないことでリスクが跳ね上がる。

排尿が少ないと、毒素や老廃物が体内に残留し、細菌が繁殖、ミネラルが結晶化。

痛みや出血を伴い、治療が遅れれば命にも関わる事態に。

「“お水を飲ませてください”という獣医さんの言葉に、ただ祈るだけの日々を過ごした」
「でも、ジュレッタなら、“できることがある”と知れたんです」


「救われた」――同じ悩みを持つ誰かの支えに

「うちの子が水を飲まない」

「膀胱炎になってしまった」

「でも、これなら食べてくれた」

「救われた」

そんな声が、全国の飼い主から届くようになった。

特に、保護猫や体調を崩した猫たちが自発的に水分を摂れるようになったことは、飼い主にとって安心と希望だった。

 



「すべては、1匹の猫の命を守りたかっただけなんです」

愛猫みかんの「飲まない」を「食べる」に変えたジュレッタは、

今、1400リットル以上の水分を、全国の犬猫たちに届けている(※2021年時点)。

「病気になる前にできることを、ひとつでも増やしたい。
“うちの子が元気でいてくれる”ことが、飼い主にとって何よりの幸せだから」

 


これからも「飲まない」に悩むすべての飼い主の味方に

 

「もっと多くのペットとその家族に、ジュレッタを届けたい」

「動物病院や店舗での展開を広げたい」

「予防医学に基づいた新商品もつくっていきたい」

まだ知られていない“ペットの水分ケア”というテーマに、ジュレッタはこれからも光を当てていく。

 

ジュレッタを見てみる!!>>

ジュレッタ バナー